神様系、守護霊系、天使系

気づけば周りにいろんなものが見える人が集まってた時期がありまして。

例えば会社の同じチームの後輩ちゃんは神様が見える系。
年の割に妙に達観したような冷めたようなところがあって、井の頭公園の神様に突然呼ばれてわざわざ指定されたお菓子を買ってお参りに行ったら説教されてきたりしてました。
「キノコさん、今動くと失敗するから来週までおとなしくしておいた方がいいですよ」とかサラッと教えてくれる頼れる後輩。

同僚はガチンコ守護霊が見える人。
守護霊が見えて、さらにお話ができるそうで、悩みとか過去のことや家族のこと、将来のこととかズバズバ言い当てててすごかった。何回生まれ変わってるかとか分かるんだって。
打ち合わせとかしながら、よく相手の頭上斜め上30センチくらいのところを見て頷いたりしてました。怖いからやめてソレ…w

占い大好きな隣の部署の美人さんは、天使がメッセージをくれる、と。
ミカエルとかガブリエルとか、頭の上に輪っかのある羽の生えた人たちがやってきては色んなことをささやいて聞かせてくれるんだとか。
本人も天使みたいなふんわり美人で、そんなできた話があるのかと思ったものです。

あるとき、見えるものや聞こえるものがバラバラなこの3人と私とで一緒にご飯食べに行く機会がありました。
これは、それぞれ見えてるものがどんな風に違うのか根掘り葉掘り聞くチャーンス！

見えるのって普通に目に見えているのとどう違うの？
守護霊って透けて見えるの？
聞こえるのは直接頭の中に響く感じ？
守護霊とリアルな人を間違えたりしないの？
天使はささやくだけなの？質問に答えてくれたりするの？

私は質問しまくりました。
そうするとね、それぞれに見え方とか、見えるもの聞こえるものとか、やっぱり違う。

そしてそろそろデザートという頃。
天使系美人ちゃんの恋愛がらみの悩み事の話になった時にそれは起こりました。
3人が示し合わせたように同じ場面について語りだしたんです！

守護霊系の人は守護霊がお話ししてくれてると言い、神様系の人は神様が写真のようなビジョンを見せてくれると言い、天使系の人は天使が繰り返し映画のようにその場面を見せてくれるんだと言います。
伝達される手段はそれぞれなんだけど、みんな同じ場面についてのメッセージを受け取ってる？！

うすうす感じていたことが確信に変わった瞬間でした。
メッセージの受け取り方に正解はないんだって。

静止画で見える、映像で見える、匂いがする、声が聞こえる、文字が浮かぶ。
伝えてくれるのは神様だったり、守護霊だったり、天使だったり、そんな存在なしにただ”降りてくる”こともある。

視えるにも色々種類があるんだと分かってとても興味深かったし、正しいとか間違いとかもないというのは「私が視えてる気がしてるコレは何だろう…」と悶々としてた私にとってはなんだかほっとする発見でした。

世の中のスピ系のブログや本なんか読んでみても、神様守護霊天使以外にも悪霊が見えちゃう人もいれば、未来が見える人もいるし、オラクルカードみたいなものを通じてメッセージを受け取る人もいる。

ちなみに私はどっちかというと神様系だと思うのですが、そな話はまたの機会に。
キノコでした。