もしかしてスピリチュアルなのかもしれない

見て見ぬふりをしてきたけど、やっぱり視えてる気がする…

高野山に行って帰ってきたあとの話

ある年の冬、思い立って一泊弾丸高野山一人旅にでかけたことがありました。

 

ちょうどクリスマス直前で、高野山にはうっすらと雪が積もり、観光客らしき人の姿もほとんど見かけない、静まり帰った聖地。宿坊にお世話になり、ほぼ人とすれ違うことなく奥の院を何時間もかけてゆっくりと参拝してきました。

f:id:maisonnaoko:20180708083514p:plain

f:id:maisonnaoko:20180708083626p:plain

山全体がうっすらと白く光る靄のようなものに覆われていたり、
壇上伽藍根本大塔からはものすごく太い黄金に輝く光の柱がごーん!と空に向かって伸びていたり、
奥の院の木々の陰に、ここを守るたくさんの人の気配を感じたり、
なんなら散策の合間に食べた鍋焼きうどんにすら小さな神様みたいなものがたくさんいて冷え切った体を慰めてくれたり、

 

おぉ、神様すごいな。
パワースポットってこういうことか。

なんて思いながら一泊二日を堪能し、名残惜しい気持ちで高野山を後にしました。

 

 

帰りのケーブルカーの中で、白い光る靄の中を進みながら、金色の帯のような、糸のようなものが私の体から高野山の上の方にスーッと伸びている感じがしたんですよね。
よく見てみると私から伸びてるんじゃなくて、山の方から伸びてきて私を包んでくれている。

 f:id:maisonnaoko:20180708083319p:plain

これなんだろなーと思いながら帰り道の間中ずっと観察していました。
風の谷のナウシカで、最後に王蟲が瀕死のナウシカを黄金の触覚で癒してくれますが、あれにとても良く似ている。
 

 

新幹線に乗って高野山から離れていくにつれ、光の帯は高野山のあたりから弧を描くように上空を横切り、私まで届くように。
山を下りているときは斜面に沿って地面の近くを流れるようにつながっていた光の帯が、流れ星にでもなったようにひゅーっと空を飛んでくる様子はとてもきれいでした。

 

結局、光の帯は東京の自宅に帰るまで、そして帰宅後もしばらくずっと私と高野山をつないでくれていました。
ああ、神様守ってくれてるんだなぁ、と、すごく温かい気持ちになったのですが、仕事と家事と育児とで戦場のような日常に戻ったらその感覚も徐々に薄れ、忘れて行きました。

 

 

そして2か月ほど経ったある日、ふと光の帯のことを思い出したんですよね。
あれ、そういえばあれどうなったっけ?って。

 

気持ちを集中させてみると、光量も減り、線も細くなっているけれど、うっすらとまだ糸を高野山のほうまで辿ることができる。
でももう今にも糸が切れそう。

 

で、この時に鍼の先生の話を思い出して、思い切って糸をたどって高野山まで行ってみることにしてみたんです。

 

そんなことするの初めてだし、できるかどうかも分からない。
どうやってやるかもわからないけど、とりあえず金色の糸を辿るしかないなぁ、うまくいくのかなぁ??なんて思いながら、とりあえずやってみることに。
夜寝る前にベッドに横たわって目を閉じ、糸を手繰り寄せるような感じ?それとも糸の中を飛ぶ感じ?糸に絡められるようにする??

 

なんていろいろ頭で考えてみたのですが、全部取り越し苦労でした

 

金色の糸を高野山まで辿るイメージをした瞬間、私はすでに高野山にいました!
これぞまさに瞬間移動!
飛んでいくってこういうこと?!

 

瞬間で高野山に降り立った私は、以前お参りした神様たちにたっぷりと光を注いでいただいたのでした。

 

 

 

 

しかしまぁ、こうやって言葉に落としてしまうと限りなく怪しいですね。
否定しないでいこう!という決意が簡単に揺らぎそうになります…

 

スピリチュアルの怪しさにどうしてもまだ気後れしてしまう、キノコでした。